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クロフネ querofune
CEO
菓子屋クロフネ

お金のはなし!?

ちょっと目を背けたくなるお金の話。

でも目標達成に向け、非常に大切な事です。

しっかり考えて行きましょう。

事業を始めるにはお金が必要です。

初期費用をなるべく少なくリスクを抑えて創業する事をオススメします。

会社員とは違い、急に扱うお金の規模が大きくなるので気持ちが大きくなりがちです。

資金ショートさせない為にも最初は特に手堅く計画を練りましょう。

まずはスモールスタートから!!

目次

生活防衛資金を貯金

日々の生活費がいくらかかっているかご存じですか?

安心して経営するために生活費を把握し、ゆとりの持てる生活費分を貯金して下さい。

最低でも半年、できれば1年分は貯金で用意した方が安心です。

もし赤字だったら?

あなたは平穏な心でお仕事できますか?

経営者として心が落ち着いてないと

冷静な判断ができません。

いきなり黒字化と考えず最初は赤字を覚悟して、しばらくの生活を不安の少ない状態で送るために、生活費の半年から1年分は準備して下さい。

家庭のある方は尚更あった方が家族からの理解と協力も得られます。

自己資金で全てまかなって創業できれば良いですが、大抵の人は金融機関からの借入をして創業を考えると思います。

わたくし、クロフネも運転資金として金融機関に借り入れをお願いしました。

借金って、売れてなくても当然月々の返済はやってきます。

冷静な判断をするためにも、余裕を持った生活防衛資金を貯金しておきましょう。

事業にかかる予算を知ろう

どんな事業を始めるか決めたらお金がどれくらい必要か把握して計画を立てます。

  • どれくらいの規模でそれにかかる人件費は?
  • どういう土地で物件を取得するにはいくら必要か?
  • 設備費、機材費はいくらか?
  • 運転資金はどれくらいかかる?

コレらは人によって事業が違うのでクロフネを例にお話します。

規模は1人でやれる程度、なので当面は生活防衛費で人件費がまかなえます。

当店はクレープという業態を選び省スペースでOKという事で実家を改装する事しました。

通常物件を借りるのに敷金、礼金、家賃を予算に考える必要がありますが、今回はそれはありません。

代わりに小屋を改装したので250万円程度かかりました。

機材費はクレープ焼機は数万円で買えますが他にオーブンや冷蔵庫、冷凍庫などを複数購入してハイスペックなフードカッターも購入しているので250万円程度です。

他にもフィナンシェ型、オール銅製のカヌレ型やIHヒーター、天板などクレープ屋以上のものを揃えたので金額は高めです。

クレープだけならそんなにかかりませんが、クロフネは技術を活かし付加価値を提供するには必要な出費でした。

機材は必要なものをリストアップして予算を出し、重要なものには予算を掛けて、最低限あれば良いものは100均などで揃えるなどして予算を組みました。

小物は100均のものでも充分な場合が多々あるので、一度試してみると良いかもしれないです。

運転資金は半年分を用意していましたが、1年分で想定しても良いです。

それぐらいお金が減っていく不安は仕事に大きく影響しますので多くて損する事はありません。

金額はそれぞれの家庭で異なるので、ご自身で生活費を把握する事が大切です。

自己資金を確保しよう

生活防衛費と共通するところもありますが、しっかり貯金で確保することが大切です。

生活費を見直してローンなどは0にしました。

保険やスマホ代など見直せるところは多いので、まずは支出を減らします。

正直、固定費を見直してその分貯金にまわすと年間数万単位で変わってくるので侮れないですし、最も楽な方法です。

あとは会社員の時にコツコツ貯めるだけです。

会社員はある程度休みや労働時間が確約されているので、空いた時間にアルバイトや副業などで収入を増やすのも良いです。

経営者になると会社員より多くの時間を仕事に費やすので、練習だと思ってガムシャラに働いてみるのが良いと思います。

全ては自分のため、独立のためにやる事です。

ここでの貯金が借り入れの時に活きてきます。

資金調達(借り入れ)

物件取得費+機材費+運転資金を計算し、自己資金で足りない分は日本政策金融公庫さんから借り入れをしました。

調べたら金利が1番低かったので日本政策金融公庫さんにお願いしました。

この時、生活防衛資金として貯めた貯金が役に立ちます。

一般的に必要資金の3分の1あれば審査が通りやすいと聞いていましたが、実際にはきちんとした事業計画とスキルや経歴などで判断されるので大型な借り入れでなければ大丈夫と教えて頂きました。とはいえ、自己資金はやる気と計画性の表れなのでそこはしっかり評価して頂きました。是非、資金は多めに準備しておく事をオススメします。

クロフネが準備したのは借り入れを含めて、総額800万程度です。

これは1人で営業するという設定なので人を雇って営業するならもう少し必要かもしれませんし、単純にクレープ屋のみの設備ならもっと安く済みます。

コンセプト次第です。

しかし小さな店舗で1人でやるにはだいぶ余裕を持たせた設定だと思っています。

それでも物件取得費や機材費などで開業前に半分以上無くなるので気持ちは穏やかではありませんでした。

もう一度言います。

資金は多めに準備する事をオススメします。

資金管理は計画的に

ここまでざっくりな予算を出しましたが、人によって費用は全然変わります。

計画通りに行かない事も多々あります。

事業の場合、計画よりも出費が多くなる事がほとんどです。

どんな理由で創業するのかしっかり考えて余裕を持った計画を立ててみて下さい。

お金と心のゆとりは非常に密接な関わりがあります。

しっかり計画があれば過剰な恐れや不安もありません。

クロフネは必要な予算の+20%は見込んでいました。

石橋を叩いて渡るタイプです。

叩き過ぎて壊す時もありますが……。

まとめ

  • 生活に必要なお金を計算して半年分以上準備する。
  • 必要経費を徹底的に洗い出す。
  • 自己資金を貯める。
  • 不足分は借り入れを検討し、無理のない金額で金利の低いところでお願いする。
  • 資金はゆとりを持って計画的に。

考え過ぎて行動を起こさないのは一番もったいないですが、最初はスモールスタートで保守的でも全然大丈夫です。

大事なのは致命傷を負わない事です。

致命傷でなければやり直しは出来ます。

しっかり計画性を持ってはじめましょう。

クロフネは今でも返済を続けていますが無理のないペースでコツコツと支払いを続けています。

お金の事は目を背けがちですが、しっかりと計画を立てて未来を明るく楽しいものにして行きましょう。

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