5つの理由はコレだっ!!
目まぐるしく変化していく時代に許容なリスクを考え、自分の価値を最大化するために
クロフネが考え実行していった事を解説します。
低予算で1人起業
起業を考えた時に初期費用が必要です。
どこにでもいるサラリーマンが事業用に
大金を用意するのは簡単ではありません。
もちろん計画的に準備できる人は素晴らしいですが
自己資金にしても借り入れるにしても、小さく始めることを第一に考えました。
小さく始めれば、もし上手くいかなかった場合でもすぐに会社員に戻れば生活へのダメージ
借金返済もなんとかなります。
クレープは小スペースとクレープ焼き器さえあれば何とかなります。
かなり初期費用が抑えられるのでコレだ!と思いました。
クロフネの場合はクリーム全てを冷蔵商品にするため、プラスで冷蔵庫が必要でした。
起業に関しては最初から上手に経営できる能力も保証もありません。
人を雇い入れて、希望を持って入社してくれた人財に上手くいかなかったので
新しい職を探してなんて言えません。
ある程度、軌道にのって経営の事を覚えて売り上げを伸ばしたいタイミングでも
遅くないと感じ、まずは1人でやると決めました。
大前提として会社員から経営者になります。
経営者一年生です。
ゆっくり覚えていきましょう。
最前線でパフォーマンスを魅せる
私クロフネは国内では有名所でパティシエをしておりました。
26歳の時には東京の名門でシェフパティシエとして働かせていただきました。
その上で感じたのはケーキ屋さんは基本裏方。
表舞台に出てくる人は、ほんのひと握りです。
しかしパティシエの仕事、作業風景は知らない人にとっては魅力的に映る仕事ばかりです。
せっかく習得した技術を観てもらって、楽しんでもらえたら良いなという想いから
パフォーマーとして最前線でやると決めました。
(実は木下サーカスを見てちょっと影響されました)
そしてホテルではシェフズライブという
パティシエがゲストの目の前でお菓子を組み立て、その工程を楽しんで観て頂き、出来立てを提供するイベントがあります。
そこに価値を感じてもらいたい!!
作り置きじゃない、出来立ての良さを感じてもらいたい。
しかし、作業風景を観せるというのは丁寧な仕事が求められます。
常に丁寧な仕事をする事がお客様の信用とお菓子の品質向上につながります。
一石二鳥ですね。
クレープ文化のある独特な地域性
当店のある愛知県の東三河地域は昔からクレープをおやつにする文化があります。
小さなクレープ専門店が多く存在しており、三角形のパリパリ生地が主流で
他の地域よりは多くの見込み客がいると考えました。
大阪のたこ焼き文化みたいなものだと思います。
たくさんのお店があってそれを求めるお客様も多く激戦区のように思われますが、意外と個性があれば輝ける可能性は充分あります。
観光客も多いければより可能性は広がります。
SNS発信しやすく片手で写真が撮れる
SNSは集客ツールとして非常に重要です。
自己発信もそうですが、お客様からの発信、拡散力も大切です。
当店の広告費は開業当初0円でした。
全てお客様の拡散によってお客様がお客様を呼んで多くの集客につながっていきました。
そんな中でスマホで写真を撮りやすいように片手で持ちやすい商品が絶対条件でした。
クレープは見事にハマってくれたと思っています。
強みを活かせて独自性が出せる
先程もお話ししたようにクロフネはパティシエという仕事をしておりました。
クレープは大きく言えばフランス料理の一部ですが、
日本のクレープ屋さんは独立したジャンルで素人からいきなりお店を始める方が多いです。
ケーキ屋さんはケーキ屋さんで何年も修行して独立という流れが多いので違和感を感じました。
じゃあ東京で学んだお菓子の基礎知識をベースにクレープに当てはめていったら
他のクレープ屋さんでは出せない独自性のある食材や組み合わせができると思いました。
もちろんクレープの生地とケーキでは食感や食べてもらいたいタイミングが違うので、
同じ名前のクリームでもクレープ仕様にチェンジする必要がありますが、
それこそ独自性を出すポイントとなりました。
ケーキ屋さんよりも鮮度が高く、作ってすぐ提供できるのでそれがクロフネの一番の売りになっています。
このように一つの物事に対してちがう角度から考えて組み合わせるT字の考えは
重要なアイデアを生み出してくれます。
料理人がお菓子屋さんになったり、芸人が先生に」なったりすると
新しい発想が生まれておもしろいです。
結論
上記5つを踏まえて選んだものがクレープメインのお菓子屋です。
あなたに置き換えて自分の強みを活かせる業態を考案してみましょう。
参考になれば嬉しいです。
ではまた。